ご相談者からあっと驚くお話を聞きました。
ブラックリスト入りしたなら・・・
相談者は30歳手前の男性。婚約者との結婚を控えています。
実母から「少し資金援助もするから、結婚と同時に家を買ってはどうか?」と言われて、検討し始めたとのこと。
でもそこであることが心配になりました。
それは5年くらい前の出来事。
ある日、突然、借金の督促が届きます。
そういえば、数年前、父親が車を買う時に「名義を貸してほしい」と言われて、息子である自分の名義で借金をして車を購入しました。
つまり父親は事情があって借金ができなかったので、車を買うためのお金を息子名義で借りさせたのですが、借金の返済が滞っていました。
車を使うのは父だったので、購入する時に返済は父がするという約束で、息子名義の返済用の口座も新しく作って、通帳とカードを父親に預けていました。息子の意識とすれば父の借金という感覚で自分は名前を貸しているだけという感じです。
しかし、完済する前に両親は離婚。父が家を出ていき、その後、消息不明となっていました。
その父が返済を途中からしていなかったのです。
実際は父が返すと話をしていても金融機関との契約は息子がやっています。金融機関の立場では延滞している債務者はあくまでも息子です。
そんな出来事があったのでいわゆるブラックリストに入っているかもということです。現に数年前にはクレジットカードを作ろうとして、断られていました。でも督促が来ていた当時、息子に迷惑はかけられないと母が資金を出して完済しました。
その知人曰く「どうせ返しても返さなくても、既にブラックリスト入りしたんだから、そのまま返さないでほっといても一緒だったよ」と。
ブラックリストからは脱出できる
その知人のアドバイス?も今後一切、借金もしないしクレジットカードも作らない、社会的信用を失ったままの生活で良ければ一理あるのかもしれません。しかし現実問題、そういう訳にはいきませんし、借金はほっといても見逃してはくれません。常に付きまといます。
今回のように住宅ローンをいづれは借りようとしているなら、やはり滞った借金も返済をしないといけません。
完済さえしておけば、時期がくれば事故情報も消えます。
つまりブラックリストからの脱出です。
ちなみに正確にはブラックリストというリストは存在はしていません。
借金やカードなどの返済状況などが登録される個人信用情報機関に延滞してなんらかの対応がとられている事故情報があることをブラックリストと呼んでいます。
完済してもすぐにこの事故情報が消される訳ではありません。完済から5年が事故情報が消える目安とされます。
でも完済しなければいつまでも消えません。
借金の感覚がないものも注意
過去にはわずか数千円の延滞で住宅ローンが通らなかったケースも
ご相談予約・お問い合わせはこちら
ご予約・お問い合わせは下記のフォームにて受け付けております。
◆ 船橋事務所|千葉県船橋市上山町1-236-1