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【住宅ローンが不安】事前審査に落ちたらチェックしてみたいこと

2020/01/11
【住宅ローンが不安】事前審査に落ちたらチェックしてみたいこと
住宅ローンの不安の中でも審査に通るかどうか不安という方に向けて書きました。

いざ住宅ローンの事前審査(仮審査)に出したら「否決」の連絡を貰ってしまった。

「否決」 

なんとも冷たい言葉です。
審査に落ちたということです。
通れば家が買えたかもしれないのに「あなたには貸せません」と言われると少なからずショックを受けると思います。
今回はそんな住宅ローンが否決された時の対処法を考えたいと思います。


否決に惑わされない

住宅ローンの事前審査に落ちたとなると心中穏やかではいられないでしょう。

でもまだ慌てないでください。


「今は審査基準を満たせない」


というだけです。


ショックがないわけではありませんが、深刻にならなくても良いと思います。



否決された場合に考えられる原因


否決された場合考えられる理由は次のようなものです


  1. 収入に対して借入額が多すぎる
  2. 物件に問題がある
  3. 不動産業者・建築業者に問題がある
  4. 個人信用情報に問題がある

「収入に対して借入額が多すぎる」の対処方法


これに関して、銀行は「減額」で回答してくるケースがあります。

例えば「3000万円希望で審査に出したけど、回答としては2800万円ならOKです」というケースです。

でも減額すればOKなんだけど、100万円200万円ではないくらい大幅に減額しなければいけない場合はNGで回答することもあります。

そもそも購入計画を見直してみてくださいということですね。


判断が難しいのがこの大幅に減額しなければいけないケースです。

銀行の担当者にもよりますが、明確に「大幅に見直してくれればOKになりますよ」とは、立場上、言えません。

でも借りる側とすれば「NG]としか伝えられないので、まったく借りられないのか金額を減らせば可能性があるのかが分かりません。


私が関わる場合は担当者に直接、聞いてしまいますが、明確に答えてくれることもあれば、濁されるケースもあります。

後述する4にも関連しますが、審査の申込書には現在の借り入れ状況を記入する箇所があります。

ここにはカードローンやキャッシングなども含めて、毎月返済しているものがあれば記入が必要です。

ここに記入し忘れたものがある場合に金融機関では情報を見て把握しているので返済比率の計算で他の借入があるものとして審査した結果、

大幅に減額が必要と判断されるケースもあります。


どうしてもこの物件が欲しいということなら自己資金を増やして借入額を減らせないか?資金計画を見なしてみる必要があります。


「物件に問題がある」の対処方法


物件に問題があるとはどういうことか?

簡単にいうと「建築できない」「再建築できない物件」ということです。

注文建築で家を建てようとしているなら建築できない土地を選ぶことはまずないでしょうが、中古の一戸建てを買う場合は注意が必要です。

既に家が建っていても、今の法律では建物の建て替えができない物件が存在します。

「既存不適格」な物件です。

銀行の立場では担保にした物件を将来、処分をしなければいけない場合のことまで考えなければいけません。

将来の法律がどう変わっているかは分からなくても現時点で既に再建築ができない場合、不動産の流動性が低くなるため、担保物件としては価値がないと判断します。


物件に問題がある場合は


① 他の物件に変更する


② 再建築できる要件を満たす


という対処法が考えられます。

①はどんなに気に入っていたとしても再建築できる他の物件に変更する方法です。

②は再建築できるようにするために対処可能な要件ならそれを満たすようにするということです。

ありがちなのは接道義務が満たせていないケースです。

敷地と道路の接する長さが足りないとか道路に接続されていないケースです。

この場合、隣接地を買い足すなどで要件を満たせる可能性があります。

このように要件を満たすだけで「否決」が「承認」になるケースがあります。

このあたりは不動産業者さんにも協力してもらう必要があります。


「不動産業者・建築業者に問題がある」の対処方法


業者に問題があるというケースはまれにあります。

金融機関の中にブラックリストのように取扱いしない業者リストが存在します。

この場合、この業者が関係している取引が全て否決されていまいますので、事情を知らないお客さんにはいい迷惑です。

ブラックリストに載っている理由は、過去に銀行との間で何かトラブルを起こしているからです。

例えば、住宅ローン審査に使う工事の見積書を意図的に水増ししていたとか書類の偽装工作に関わっていたとか詐欺行為に近い行為が判明して取扱い禁止にされているようなケースです。


この場合の対処方法は


① 業者を変更する


② 審査を出す金融機関を変更する


①がお勧めですが、事情があって変更ができないなら、この業者が過去に取引していない金融機関を選んで審査に出してみると良いでしょう。

ただ過去のトラブルがどの程度のものかによって、取引はしていなくても取扱い禁止になっているケースもないとは言えません。

 

「個人信用情報に問題がある」場合の対処方法

 

そもそも個人信用情報ってなに?

 

個人信用情報のことを不動産業界や住宅業界では「個信(こしん)」と言ったり「信用情報」と言ったりします。

これは日本に住んでいる人であるならクレジットカードを利用したりや金融機関、貸金業者から借り入れをしている場合はその利用状況が必ず登録されます。

登録されていること自体は何も問題ではありません。この登録情報に延滞しているなど事故情報が載るようになると借入審査の否決や現在使用しているカードが利用できなくなるなどの支障が出てきます。
住宅ローン審査に落ちた場合、まず原因として疑うのはこの「個信」です。
自分に身に覚えがあるなら「やっぱりだめか」と思うだけかもしれませんが、身に覚えがない場合は「個信」を本人なら開示請求して確認することができますので
取り寄せてみる必要があるかもしれません。

取り寄せ方は各信用情報機関のHPを確認してください。
下記にリンクを貼っておきます。

CIC (主にクレジットカードの情報が登録されています)

JICC (信販系など)


個人信用情報に問題がある場合とはこの信用情報機関の自分の情報に「延滞」や「異動」といった返済が遅れている類の情報が載っていることを指します。
過去もしくは今返済中の借入をきちんと返していない(返せなかった)ということなので住宅ローンの審査にももちろん影響してきます。
ご自身に身に覚えがあればこういった情報が消えるまで住宅ローン審査は待った方が良いです。
この情報は毎月更新されていき、過去2年分が載っていますので、過去の延滞情報もあと何ヶ月で消えるのかは情報を確認すると分かります。
「異動」に関しては2年ではありませんが、いつまで載っているのか明記されています。この期日を過ぎないと審査は難しいと思います。
延滞でも異動でもないけど否決されるケースとしては審査に出した直近数ヶ月でクレジットカードの引き落としができなかったようなケースで否決されることがあります。たかが一回でも否決されることがあります。この場合は数か月待って、再チャレンジしてみるとよいと思います。
当然、この数か月は残高不足などおこしてはいけません。

まとめ


住宅ローン審査が不安という場合、まだ審査に出す前なら今回のチェックポイントを事前に確認しておくと良いと思います。
既に結果を貰っていて、否決の場合、マイホームを検討中の人にとっては衝撃的な出来事ですが、
一度、原因を探ってみるとまだチャンスがあることも少なくありません。
このコラムが参考になれば幸いです







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