結婚して、子供も生まれて、そろそろマイホームも現実的に考えようとしているなら是非、知っておいて欲しいポイントがあります。
7つのポイントにまとめて、数回に分けて触れていきたいと思います。
今回はその第二回です。
第一回はこちらです。
7つのポイントとは

最初に7つのポイントをおさらいしておきます。
- 家計の現実を知る → 第一回
- 住宅ローンを安易に選ばない → 第一回
- 支払時期から逆算した資金の用意をする → 第二回
- 税金・補助金を知っておく → → 第二回
- 家計の適切な予算を知っておく → 第三回
- お金の問題から目をそらさない → 第三回
- 計画の初期段階に把握しておく → 第三回
3.支払い時期から逆算した資金の用意をする
「自己資金ゼロで購入可能!」なんて広告が珍しくありませんが、購入総額を住宅ローンで借りることは不可能ではありません。
でも実際の取引では全くの自己資金ゼロでは成り立たないかもしれません。
何故なら住宅ローンの融資実行のタイミングと取引の過程で支払いが必要になるタイミングは一致はしないからです。
例えば、
物件購入時の手付金や収入印紙代
注文建築やリフォーム工事の契約金
などは住宅ローンの融資実行前に必要になります。
そこも住宅ローンで借りることは可能です。
ただそれは書類の上の話です。
貸してはくれますが、実際に融資が実行されるのは、契約時ではありません。
分かりやすく言うならば、契約金などは立替て支払い、融資実行されたら戻ってくるというイメージです。
「自己資金はもちろん出すよ」っていうケースでもすぐに支払えるようにしておかなければ、必要なタイミングで支払えません。
過去に関わった例では株式で相当額を持っていて、それを現金化する予定でしたが、株価が暴落したタイミングと重なり、売るに売れなくなったというケースがありました。
ここでお伝えしたいのは、必要な資金をどう準備するかという「資金調達」といつ必要になるのかということを満たす「資金繰り」を事前に考えておく必要がありますということです。
4.税金・補助金を知っておく

住宅ローンを借りると「住宅ローン控除」という税金のメリットが得られます。
またご両親がもし資金援助してくれる話になったときも「贈与税」という税金のことを意識する必要がります。
でもマイホームを購入するための資金援助については特例が準備されています。
こんな具合にマイホームを購入する時に関係する税金についても「税金とか良くわからないから・・・」とは言わずに
是非、気にしてみてください。
残念ながら税金について税務署から「あなたはこの特例を使うと有利ですよ」なんてアナウンスはされません。
反面、「今度、親から資金援助を得て、マイホームを買う予定ですが、贈与のことについて知りたい」と言えば、意外に親切に対応してくれます。
また不動産会社やハウスメーカーの営業マンもマイホーム購入に関連する税金については勉強されています。
分からないことは営業マンに教えてもらいながら、税務署へは最終確認として問い合わせしてみるなど上手にプロを活用してくださね。
同様に補助金も意識しておくと良いですよ。
特に今年はグリーン住宅ポイント制度などもあり、知っていればメリットになる話を見逃さないようにしましょう。
↓のコラムでも触れています。