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【住宅ローン借り方】変動金利か固定金利かを決める損得ではない視点

2021/01/11
【住宅ローン借り方】変動金利か固定金利かを決める損得ではない視点

驚くほどの低金利の昨今において、変動金利の低さはこの業界に長く身を置く立場とすると驚愕の金利です。

低金利になってからマイホーム購入を考え始めた方にとっては


「考え始めた時点で既にこんな金利なので、こんなものだと思ってました」


という反応も少なくありません。


金利は低い方が良いに決まっている


借りるなら当然、金利は低いに越したことありません。

そして金利が低いのは変動金利です。

でも相談に来られる方の中には変動金利で借りようか固定金利で借りようか迷っている方もいます。

少しでも金利が低いところで借りたい。
でも変動金利は少し不安。かといって固定金利は変動金利の金利を見てしまうと少し高く感じてしまう。

悩ましい感じのようです。


損得では決断しづらい変動か固定か


金利選択の話なので損得で考えたくなるのは自然なことかもしれませんが、変動金利を選択するか固定金利を選択するかは損得だけでは結論が出ません。


なぜなら将来を含めた35年間の正確な金利の動きはだれも分からないので比較しようがないから。


もちろん仮定の話として、金利水準がこれくらいなら・・と試算することは可能です。


でもあくまで仮定です。


「金利が低い変動金利の方が早く元本も減りますよね?」とも言われますが、


一方で「金利が上がったら、返済額も上がる可能性がありますよね」


急激に金利が上がるのは今の環境では考えづらいですが、でも35年と言う長期で考えると何がおきるか分からない。


そう考え始めたら変動金利は気になるけども、決断しづらいとなってくるかもしれません。


変動金利が不安な理由は?


変動金利にリスクを感じる理由の一つに借入金額が多すぎるのでは?という不安もあると思います。


借入額が多すぎると感じている場合、金利が上がったら返済が苦しくなるのでは?と不安を感じるのだと思います。


まずは借入額が多すぎないかを簡単にチェックする方法として、借りる予定の金額をフラット35などの固定金利の水準での返済額を確認してみると良いと思います。


当然、固定金利の方が変動金利よりも金利が高いのが通常なので、返済額も多くなります。


このチェックでのポイントは固定金利での返済額に負担感があるかどうかです。


もうこれは直感で良いです。

その返済額はちょっときついな〜と感じるのか?
まぁ平気かなと感じるのか?

これだけで判断するものではありませんが、負担感があるならそもそもが借り過ぎな可能性もありますよね?

逆にそれほど負担に感じる金額にならないなら、借入金額は多いということはないかもしれません。


あくまでも簡易的なものですが、固定金利での返済額でも負担感がないなら変動金利で借りて、仮に金利が上がってきて、返済額が変わっても対処できる家計の可能性が高いと思います。


変動金利か固定金利か選ぶチェックポイント


損得ではなく変動金利か固定金利かチェックするポイントをまとめてみました。

ここは完全に私見です。
他のFPの方の中には論理的に結論を導き出す方もいるかもしれませんが、理屈では行動できないのが人間でもあるので・・・

  1. 日頃からマメに株価や金利をチェックすることは苦にならない
  2. 歩合給でたくさんもらえる可能性がある給与体系が性格的にあっている
  3. 子供の教育費の用意の目途はついている(用意する必要はない)
  4. 金利変動のリスクは銀行が負うべきで借りている個人が負うべきではないと思う
  5. 住宅ローンの金利はなんだかんだ高くなることはもうないと思っている
  6. お得になるのなら借換えなどの手続きも厭わない


さていかがでしょうか?


独断な面もありますが、Yesの数が多い程、変動金利向きではないかと思います。


変動金利は将来の金利変動リスクを自分で負いますということです。結果的に完済時に金利がそれほど上がらずに完済できれば銀行に勝ったとも言えるかもしれません。


変動金利で借りるなら是非、やっておいたほうが良いこと


変動金利がダメだとは思っていません。

安易に金利が安いからと飛びつかない方が良いと言いたいだけです。


でももし変動金利で借りるなら、是非これはやっておいてはいかがでしょうか?


それは「固定金利での返済額との差額を毎月貯金する」


今は固定金利も随分と下がっているので、差額といっても大した金額にはならないかもしれません。


でもこの差額の貯金を将来の繰上げ返済資金へまわすことで、将来の金利変動リスクを軽減できると思います。


金利が上がっても残高が少なければ正直、毎月の返済額への影響はあまり大きくはありません。


金利変動リスクを自分でコントロールすることができる人が変動金利でも大丈夫な人です。


つまりマメに対応できる人が変動金利向きかなと思います。

ほったらかしにしたい人は固定金利が良いかもしれません。





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